とある東大生の脳内をのぞく

こういうこと考えてる東大生もいるんだなあ

僕の勉強法(英語編)

 

 

 

こんにちは!わいあーるです。

 

「いま東大進学を夢見て努力する人を応援する気持ちで書く」シリーズ第3弾、今回は英語の勉強法編です。

 

 

読んで字のごとく、一応英語が得意()だった僕が、大学受験に向けてどう英語を勉強していたのかと、僕が気づいた「英語力向上のきっかけになるかもしれないポイント」を書きます。

  

僕のを真似するか真似しないかは読者の皆様次第ではありますが、ぜひ参考にしてみてください。

 

ちなみに、僕は現役のときに苦手な数学を得意な英語でカバーしようとしたがリスニング力が足りずに失敗(74点)、浪人中は数学物理を伸ばそう!!と思って英語にほぼ触れず84点でした。

 

筆者の実力がこのくらいであることを考慮してこの先お読みください。

 

 

このシリーズのエントリーはこちら↓

 

第1弾:僕の大学生活のビジョン

 

第2弾:僕の勉強法(心構え編)

 

第3弾:僕の勉強法(英語編)←いまココ!

第4弾:僕の勉強法(数学編)

第5弾:僕の勉強法(物理編)

第6弾:僕の勉強法(化学編)

第7弾:僕の勉強法(国語編)

 

 

 

・まず意識してほしいこと

 

英語を学ぶ上で一番大事なのに、これを教えてくれる英語の先生は僕はいままで1人しか会ったことがありません。

 

英語の解釈は、英語を日本語に直すことが本質ではなく、伝え手が想起しているイメージと全く同じイメージを自分の脳内にも再生できるようにすることが本質である

 

ということです。

 

この「全く同じイメージを自分の脳内にも再生」するということが非常に大事です。英語を日本語に直す、日本語を英語に直すという作業は、このイメージの再生を簡単にする作業に過ぎません。

 

ただ意識するだけのことですが、英語ができないと言ってる人が高確率で見落としている要素であると思います。読解のときも、作文のときも。

 

ついでにもうひとつ、特にスピーキングに当てはまることですが、英語の上達の一番の近道はスパルタです。ガンガン英語に触れるのが一番早いです。

 

他の方法でも伸びますが、僕らが赤ちゃんの頃を思い出してもらえれば、語学の取得の王道は小手先のテクニックよりも経験値です。そのためにはスパルタ的に英語にたくさん触れていくのが王道でしょう。

 

 

 

 

 

 

・単語

 

どこか革新的な英語の勉強法を求めてこの記事を読んでくださってる方には申し訳ないのですが、単語に限り、僕の勉強法は絶対に革新的でないと確信しています。ごめんなさい。

 

 

で、その単語については「学校で配られた単語帳の知らない単語をA4の紙の裏に1行ずつ書く」と「文章を読んでて知らない単語が出てきたら辞書を引きまくる」ってことです。

 

前者を説明する必要はないと思っているのですが、念のため、本当に学校で配られた単語帳で十分です。とりあえず鉄壁とかもやってましたが、飽きて半分くらいでやめちゃいました。

 

いやまあ、正直言えば鉄壁もやったほうがいいと思いますよ。後者の「文章を読んで…」をサボりたい人なら鉄壁とかでもいいと思います。

鉄壁は単語の量はもちろん「語根などにさかのぼって本質的に覚えたり1つの単語の複数の意味をつかんだりする」という特徴がありますが、それって結局辞書を使っちゃえばどっちもできますし、辞書のほうが詳しいです(鉄壁はたまにウソも書いてある)。

 

 

 

後者については、その場でがんばって覚えようとするのではなく、へーこんな意味なんだ覚えとこって程度でもいいと思います。次見たときに思い出せればいいので、脳の回路を繋がりやすい状態にしておくだけというか…

 

で、辞書を引くときに、普通に引いていたんではもったいないです。辞書を骨の髄までしゃぶり尽くしましょう。

 

というのも、辞書には大きく次の2つがあります。それぞれの特徴を上手く利用するのがカギ。

 

 

①英英辞典

英語ネイティブのための国語辞典みたいなノリです。単語の意味にとどまらず、そのニュアンスまで分かります。

 

冒頭に書いたイメージの話も考慮すれば、ニュアンスまでつかめてるとイメージがクリアになりやすい、つまり英文を理解しやすいと思います。

 

せっかく辞書を持ってるんですから、単語の量だけでなく質も高めていきましょう。そのために英英辞典はうってつけです。特に感情を表す語には効果バツグンではないでしょうか。

 

 

②英和辞典

英語の辞書って言ったらだいたいはこれでしょう。僕は、英英辞典読むのが面倒なとき(けっこうあるが)か、英英辞典を読んでも分かんなかったときに母語の力を借りるというくらいにしかこれを使ってません。

 

大学に入って意識が低空飛行しているので最近は英和辞典ばっか使っていますが、浪人中は英英辞典のほうが頻度が高かった。

 

英和辞典で有名なのはジーニ○スですね。ジー○アスをディスる英語教師はけっこういますが、個人的に第5版だけはけっこう良いと思います。別にジ○ニアスが最高だとは言いませんけど。

  

 

 

 

・文法

 

文法が大事なのって結局は作文と文法問題のときだけじゃないの?と思ってる方もいらっしゃると思いますが、間違いなく読解力の軸になります。

 

僕が駿台に入ってまず最初に覚えたことは、英語の構文を取ることに対する意識です。

 

構文とは、読んで字のごとく文の構造のことですが、この構文が複雑になってくると、そもそもどこが主節の主語で動詞で…ということさえ分からなくなってきます。

 

しかし結局、難しい文章の読解は小さな文法知識に基づいています。

 

挿入だって「これが挿入句だ」と分からなければ読み解けませんし、倒置も形慣れや副詞句の知識などがなければどうひっくり返ってるのか分かりません。

 

なにが言いたいかというと、文法の勉強をするときに、例文にたくさん触れてその文法の文の形に慣れろ、ということです。

 

難しい文章になればなるほど、どれが主節の動詞でどれが修飾句で…ということを見抜くのが非常に大事です。形が分かっているときに文章に慣れておかないと、本番で複雑になったときにどこがこの句の始まりでどこが終わりなのかが正しく把握できません。

 

 

正直言って、文章に慣れるためなら辞書や文法書の例文を読んでいればいいです。

 

しかし、読解に繋がらない部分、つまり作文や文法問題についての対策は、それ専用にやったほうが早いことが多いです。

 

僕はこのいわゆる「英頻」を使っていました。

 

 

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これの問題を解いて、解けなかった問題にはチェックをつけ、もう1回そこだけやり直します。文法問題はこういう感じで地道に問題に触れていくのがベストでしょう。

 

あと、こういう文法問題集の例文を暗記する勢いで音読してしまうのは非常にいいと思います。僕も受験までに英頻の例文は10回くらい音読しました。

 

音読して何がいいかというと、単純に例文暗記して英作文のときに使える引き出しを増やすのはもちろん、その文章に使われている文法に慣れることができます。

 

英語は語学ですから、理屈を追うのはもちろん大事ですし時にはそれが不可欠になりますが、ある程度は気合で頭と体に英語を染み込ませるという作業も大事になってきます。そうすることで、英語を英語で使う感覚を身につけるといった感じでしょうか。

 

最初にも書きましたが、日本語を媒介として英語を使うのではなく、英語を英語のままで使いイメージを想起するという意識があると、英作文のときに伝わりやすいキレイな文章を書くのに特に役立ちます。

 

日本語を媒介として英語を使うことにのみ依存すると、例えば次のようなときに困ったことになります。

 

 

 

いきなりですが、次の空欄に当てはまる英語を選択肢の中から選んでください。

 

歯を磨いている最中に水を出しっぱなしにしてはいけません。

Do not (                 ) while brushing your teeth.

 

1. let the water run  2. leave the water running  3. keep the water running

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は2.のみです。1.と3.は、与えられた日本語から想起されるイメージと英語のイメージにズレがあり、不適切です(選択肢にない英語なら、leave the faucet openとかもOK)。どういうイメージがあるのかは、英英辞典を引くなり近くの英語ができる人に相談するなりして、ご自分で解決してみてください(そのうちTwitterかどっかで言います)。

 

いまは選択肢があったので少し考えやすかったと思いますが、実はこれは僕が受験生のときに出会った和文英訳の問題です。まっさらなところから全く同じニュアンスの文章を作るのは、きちんと訓練している人じゃないとできません。

 

 

 

 

 

 

 

・読解

 

 「読解の文章が読めない」という人は

 

①単語レベルが足りていなかったり文法を学ぶ際にその文法の形に慣れなかったために、例えばその文章が一文ずつ出てきて「訳せ」と言われても点数が来ないという状態

②文章の意味するところはなんとなく分かるけど、その意味と脳内のイメージが上手く結びつかなくて解釈できず、意味はわかるけど問題が解けないという状態

 

であることがほとんどです。

 

 

①の人は上に書いた地道な作業を積んでもらうか、下の参考書のような英文解釈の参考書に当たるのが一番手っ取り早いのですが、②の人はまた別の対策をする必要があります。

 

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ちなみに僕も、特に難しい私大の英語の文章を読んでいるとき、たまに②の状態に陥ります。経験があるのは、早稲田の社会学部と慶應の法学部。英語はやや難しく、分からなくはないけどスラスラは読めないというレベルなのに、言ってることがいまいちピンと来ず問題が解けないという状態です。

 

はまだこういう状態に陥ることがあるので完全な原因や解決策はハッキリとは言えませんが、おそらく背景知識や類似の経験の不足に起因していると思います。

 

今までの自分に経験のない全く新しい概念を、それもあまり慣れ親しんでいない英語で読まされても、イメージが上手く想起できなくなるのは普通だと思います。

 

なにか自分の経験や知識に落とし込めればそれがイメージを想起する手がかりになって文章の理解が進みますが、そうでなければ自分単独でイメージを一から作らなければならず、けっこう作業が大変になります。

 

背景知識や経験はいままでの自分の生きた証を信じる他にも「リンガメタリカ」という参考書を使うのもいいと思います。

 

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基本的には単語帳なのですが、分野ごとに単語がまとめられていて、その分野を背景にした話題を取り上げて随所に書いてくれている一石二鳥な本です。一通り基本的な単語を入れて、もう1ステップほしいという方向けですね。最初からやるべきではありません。

 

 

ここまで長文の解釈について書きましたが、文章を読む速さについても触れたいと思います。

 

長文を読むのが遅くて時間切れになる…という相談は親の名前よりもきいたことがありますが、だいたいの人は「読むのが遅い」というひとことで自分の原因分析を終えてしまっています。じゃあなぜ読むのが遅いのか?という疑問に至る人はけっこう少ないです。...(#)

 

そういう人たちは、読むときのスピードというより、一文一文の解釈に時間がかかってしまい(つまり読むときの流れが悪い)時間切れに悩まされているという場合がほとんどです。それはまた上の地道な作業かをやったり解釈の本に取り組んでもらうのがいいです。

 

また、英語をスラスラ読む感覚を身につけるという意味で、自分がもう完全に理解できる英語の文章(教科書でも参考書でも)を何度も何度も読み続けるという作業もアリです。流れるように(しかし意味は取れている)英語を読むという経験を一度しておくのは大事だと思います。

 

 

 

・和訳

 

ちょっとだけ思いついたことがあります。

 

和訳は「英文の意味を採点者に伝える作業ではなく、その英文の構造を採点者に見せるという作業である」ということ。

 

文構造を和訳にきちんと反映させるという意識が必要です。逆にこの意識があれば、先生たちのいう「この日本語は必要でこの日本語はいらない」や「この部分の訳はこれでもよい」とかって言ってる意味が分かるかもしれません。

 

 

 

・リスニング

 

リスニングには次の2つのステップがあると思ってます。

 

 

①音に慣れる

 

当然です。耳にタコができるほど言われているでしょう。

 

まずこれがないと始まりません。野球で点数を取りたいのにバットを持ってないみたいな感じです(?)。

 

これには魔法の方法はありません。毎日英語を聞きましょう。理想は、発話者の口から出ている単語を全部聞き取れる(意味が分かるかは別)というレベルです。

 

僕はNHKラジオを使っていました。いまは「実践ビジネス英語」という番組を愛聴していますが、東大レベルの受験生なら最初は「ラジオ英会話」や「遠山顕の英会話楽習」がオススメです(ちなみに僕は遠山先生が大好きです)。

 

 

②聴解する

 

単語は分かっても意味が分からなければ問題は解けません。そこで英文を聴解する必要があります。

 

聴解とは、自分が読解のときに目を使ってやっていたことを耳を使ってやるということです。つまり、読解のときとやることは変わりません。

 

逆説的には、読解ができないとリスニングはできない、そしてリスニングは簡単な読解の練習にもなるということです。

 

そこで僕がオススメしているのは「音読・オーバーラッピング・シャドーイング」の3行程です。

 

「口に出す英語は聞き取れる」のポリシーのもとに、聞き取る英語をガンガン音にするという方針で

 

・音読で英文の意味を掴み

・オーバーラッピングでスクリプトを見てリスニングの声に合わせて音読することで英文の読みのリズム(意味のまとまりを耳で掴む)を感じ取り

シャドーイングスクリプトを見ずにリスニングの声が言ったことを真似して発音することでその英語を自分のものに近づける(余力がある人向け)

 

と、どんどん口を動かしましょう。これを何回もやりましょう。

 

リスニングには読解の能力が不可欠という視点はあまり普及してないので、ぜひ覚えていってください。

 

 

 

・最後に

 

途中(#)をつけた部分があります。これについて少し。

 

英語に限らず、自分の点数が高くない理由をなにか漠然なものに押し付ける態度を取っていると、いつまで経っても取るべき行動がよく分からず問題が解決しません。

 

例えば先ほどの「英文読むのが遅くて…」や、数学で言えば「計算ミスが多くて…」など。漠然とした理由はいりません。本当に解決につながるのはもう一段階先の「なぜ英文を読むのが遅いのか?」「なぜ計算ミスが多いのか?」という情報です。

 

常に自分の問題解決のために具体的な措置を取りましょう。そのためには、あいまいなことに委ねて逃げるのではなく、きっちり自分の現実に厳密に向き合って客観視することが重要です。そうすれば自ずとやるべきことが見えて、点数に直結します。

 

すぐその答えが出てこなくてもいいのです。じっくり考えて、自分なりの客観視の結論を出してみてください。その経験を通して、自分はどんな人間なのかということも見えるキッカケが得られるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

以上になります。分野ごとに書きましたので、思ったより分量が多くなってしまい、記事を出すのにも時間がかかってしまいました。

 

しかしその分、勉強法だけでなく僕の英語力をなす考え方をできるだけたくさん盛り込んでいます(むしろそっちのほうが多いかも笑)。みなさんの参考になれば嬉しいです。

 

 

 

では今回はこのへんで!次回は勉強法の数学編になります!

 

Be spartan on yourself.  English should be fun!!

 

 

 

 

 

 

 

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